老人ホームや介護施設はさまざまなところがあります。
誰しもが評判の良いところに入居したいと思うものですが、
老人ホームの本当の評判はパンフレットからだけではわかりません。
悪評、悪い噂は文字にはなりません。自分の目でしっかり確かめる必要があります。
昔は入居しないとわからなかった老人ホームの内情も、
最近では、内情を把握したうえで
ご入居者様にあった施設を紹介するサービスが登場して便利になりました。
インターネット・パンフレットに掲載されていない情報、老人ホームには直接問い合わせづらい情報まで、
理想の施設を選ぶために必要な情報はすべて提供
こんなコンセプトで運営されているサービスもあります。
施設からの営業電話なし!
ふつうは資料請求をすると、老人ホームから営業の連絡が来たりします。けっこう対応がめんどうですよね?でも、紹介サービスを使うと、施設に個人情報が渡ることはありません。当然、営業電話も来ません。ゆっくり検討できて、わずらわしいこともなくておすすめです。
「この老人ホームの評判は?」「入居した人からの口コミは?」など、何でも相談できます。
紹介サービスを使えば、評判が悪い老人ホームは除外できるのが最大のメリットです。
老人ホームの見学と体験入居
自分の気になる老人ホームをいくつかピックアップしたら、見学や体験入居をして評判を確かめましょう。
紹介サービスでは見学や体験入居の手配もしてくれます。自分で直接やり取りするよりも、こういったサービスを使って「紹介」という形をとると何かと安心です。
老人ホームや介護施設を見学すると、雰囲気や実際に入居者がどのように過ごしているかがよくわかりますし、いくつかの施設を比べることで違いも見えてくるはずです。
ただし、見学はあまり詰め込むと疲れてしまうので、1日に1~2施設程度がおすすめです。
老人ホームの中では、スタッフや入居者の方に気軽に話しかけてみましょう。
パンフレットからではなかなか伝わってこない雰囲気などがわかってくるはずです。
評判を確認するために見ておきたいこと
老人ホームのに見学に行った際には、見ておきたいポイントがあります。
スタッフの対応と雰囲気の確認はどう?
まずは、実際にお世話してくれるスタッフの年齢、男女比、挨拶があるか、話しかけた際にどのように対応してくれるか、といったところです。
入居者の方は、一緒に生活するわけなので皆さんかどんな雰囲気なのかはとても重要です。
明るい表情をしているか、入居者同士で挨拶を交わしているか、などを見ると評判が確かめられるはずです。
スタッフは見学者をみて取り繕いますが、入居者は自然です。ぜひ、入居者の表情を確認してみて下さい。ご入居された方の未来の表情がそこにあります。
こういった実際に自分の目で見ることを通じて、評判を超えた実情が分かってくるものなのです。
また、老人ホームのに入居していて困ったことが出てきた場合の苦情対応について対応窓口がどうなっているかを確認しておきましょう。
施設に直接聞きづらいところは、紹介サービスに確認するか、それでも不明な場合は、確認してもらってください。
間に入ってもらうことで、不要なトラブルも防げますし、嫌な思いもすることがありません。
食事の確認、できれば試食を!
食事は毎日のことなのでとても重要です。減塩食ができるか、柔らかい食事などの形状食があるのか、食事のメニューはどう選ぶのかなどを確認します。老人ホームによってかなり違いますよ。食事は、出来れば、体験入居をして実際に食べてみるのがおすすめです。
体験なしでの老人ホームに入居する場合は、見学の時に試食させてもらうと良いでしょう。
レクリエーションとその費用の確認
老人ホームには、たいていレクリエーションなどのイベントが用意されています。どのようなものがどんな頻度で行われるのか、費用は掛かるのか、といったことを確認しましょう。レクリエーションはないとさびしいものですが、費用が大きくかかるものだとそれはそれで負担になります。
こういった入居後の費用を事前に確認しておくことで、後々の気持ちの負担も減りますからしっかり確認しましょう。
認知症や末期医療への対応を確認
高齢者となると、認知症の症状も人それぞれとなります。
症状ごとにフロアー分けがされている施設は、認知症入居者への手厚い見守りが期待できますし、積極的に認知症入居者を受け入れている老人ホームや介護施設は、認知に対する特別なプログラムが設けられている場合もあります。
また、老人ホームを終の棲家と考えていない場合でも、末期の医療対応がどのようになっているかは十分にチェックしておきたいものです。
施設に十分な医療設備があれば居室で最期を看取ってもらうことも可能でしょうし、十分でなければ途中で医療機関に入院する必要があるかもしれません。
老人ホーム・介護施設の運営者について確認
さらに、老人ホームの運営者についても知っておく必要があります。
保全措置や損害賠償請求保険があるかどうか、過去に何かトラブルを起こしたことがないか、もしあったなら、どのように対応したのか、サービスの向上や介護の方針についてどのように考えているのか、といったところです。
交通機関のチェック!面会はしやすいか
実際に老人ホームに入居することを考えて、自宅からの交通機関、駐車場の有無、マイクロバスの有無と運行区間や時間などを確認しましょう。
交通の便が悪いと、家族の面会が減ってさびしくなるものです。確認しておくことをおすすめします。
老人ホームで評判が良くないところは、家族の目が行き届かない場所にあることも多いです。意外と大切な交通の便や面会のしやすさ、必ず確認してくださいね。